連休が続いて
【近況】
連休が2週続けてありました。休日は周辺の人通りも少ないため、営業は基本お休みしています。
休みの日は何をしているかというと、だいたい子ども含め家族と過ごしているあいだに一日が終わります。今回の連休は特別で、前職の後輩が結婚披露パーティーということで家族を伴って久々に東京へ。最近の駅弁お気に入りは、京都駅で買える「さいき家」の〇〇とだしまき弁当(〇〇は鳥の照り焼きやうなぎ蒲焼などありました)でしたが、妻の選んだ「たん熊北店」のすきやき弁当が今回その地位を更新したかもしれません。
駅弁はやはり、付け合わせも含めてすべておいしいのが一番。件のすきやき弁当も、いかにも駅弁ぽい濃い味でもなく、保存や整形のために水分を減らしたようなゴワゴワ感もない、素晴らしいお弁当だと思いました。
【ぽんたんのレシピ解説 その1】
ぼんたんで提供しているメニューを解説していきます。
第1回は「フライド里芋」です。だいたいのお客さまから名指しでほめられることが多いメニューです。
アイデア自体は、日本料理で作られる「里芋のから揚げ」などを参考に、より簡素化したものです。
①里芋は生のものを、厚めに皮をむいてまずはたっぷりのお湯で下ゆでします。皮のむき方が薄いと、変色したり土の匂いが気になったりします。
②串がとおるくらい柔らかくなったら流水にさらしていったん冷まします。ザルにいきなり開けて湯切りしてもいいですが、里芋を潰さないよう気をつけて
③だし:醤油:みりん=8:1:1の割合で煮汁をつくって、下ゆでした里芋を煮ます。煮崩れないよう、一煮立ちしたら火を弱くして10分程度で火を止めます
④自然に冷ましたら、煮汁を切った里芋に粉をまぶして180度の油でカラッとするまで揚げます。衣に使う粉は、ぽんたんでは片栗粉と薄力粉を半々に混ぜています
⑤揚がったら、塩を振って盛り付け、かつお節をまぶして完成です。かつお節はフードプロセッサーで粉砕していますが、糸ガツオを使うとか、魚粉で代用するとかでもいいかと思います
ざっと書いてみましたが、家庭で作るにはさすがに時間がかかりすぎると思いますので、③の時点で里芋の煮物として食卓に出し、余ったらフライド里芋にしてみてはいかがでしょうか。
少ししか余らなかったら、こっそり自分だけ揚げて食べましょう。食事を作る者の特権は、そういう所だと思いますよ。
※調理工程や、使う調味料について等、詳しく知りたい方は遠慮なくお店でもネット上でも質問ください!可能なかぎりお答えします