炊い処ぽんたんのブログ

大阪・肥後橋にある「酒と料理と土鍋ごはん」炊い処ぽんたんの近況と食にまつわる雑記です

ピンチが来たりて上を向く

【近況】

自粛営業でしばらく仕入れの足が遠のいていた、市場のお店にも少しずつ顔が出せるようになりました。いつも大した量を買っていたわけではありませんが、久しぶりに行くとこちらの状況を気遣ってくれる声をかけてくれるところばかりでした。少しでも頻度をあげて仕入れに行けるようにと、一層強く思う一週間でした。

 

緊急事態宣言が解除されて、デリバリーの需要が一度に落ち込んでいると聞きます。当店は費用とキャパシティの釣り合いを考えてデリバリーに対応しないまま現在を迎えましたが、宣言期間中はテレビやネットや新聞やと、デリバリーが大盛り上がりという空気が気になってしまい、早く始めないとと煽りを受けているような心境にかなり焦らされました。この1ヶ月は肉体的な疲労はありませんでしたが、そういう心理的に迫られる疲労は過去にない1ヶ月だったと思います。

 

客足はまだ半分も戻りませんが、週末は久しぶりに席が半分以上埋まりました。第二波までの間は、飲食店はまだこれから徐々に戻っていけるかもしれませんが、より厳しい状況におかれる業界が出てくるとも見聞きします。自分が励ましをもらった分を返せるくらいには、役立てるような行動を取っていきたいと思う次第です。

 

【ぽんたんのキッチン紹介 その9】

内装について。

オープン前、物件探しと並行して、内装をどこにお願いするか考えていました。

そこで、今まで自分が通ったり気になった店の内装をデザインした会社を探そうとなり、書き出すことにしたと思います。

そのとき、かつて奈良駅前の店で働いていたときに近所に格好いい焼き鳥屋さんができて、何度か訪れたことを思い出しました。古い一軒の二階建てがまるごと焼き鳥屋さんで、入口も店内も雰囲気があって、奈良を離れてもずっと気になっていた店でした。

 

ネットで調べた結果、意外にあっさりとその内装を手掛けたチームとアポイントが取れることになりました。その後他社もいくつか検討しつつも最終的にはそこに依頼することにまとまったのでした。atelier juseという会社でした。

本来なら、価格やデザインを出してもらって比較して決めるところなのかもしれませんが、担当のお2人とはコミュニケーションの距離感が非常にしっくりくる感じがあり、もうどうあってもこのお2人に依頼しようと思って決めました。

 

お店のイメージを何度か打ち合わせたのちに、素案を出してもらってからは基本的にはお任せでできあがりました。高価な素材や装飾はありませんが、以前の居酒屋然とした内装からは本当に信じられないような生まれ変わりようで興奮したことを覚えています。お客さんからも褒めてもらうことが多く、そのたびプロの仕事に感服しています。

 

ちなみに、隣のビルで当店より先に焼き鳥屋さんを開いておられたオーナーさんが、偶然にも前出の奈良の焼き鳥屋でバイトしていた方でした。二重にご縁を感じたのも印象的でした。

 

今回、いずれ来たるコロナ危機の第二波に備えて新しい層のお客さんへの訴求、飲食店としての可能性を広げる必要を強く感じています。

そこで、内装を手掛けてもらったお2人にも久しぶりに連絡をとり、知恵をもらいながら新しい取り組みを考えることになりました。楽観できない事態だからこそ、今しかできないことに知恵を絞っていこうと思っています。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【毎日のごはん作りを手伝います!店主がお料理アドバイス

料理にまつわるいろんな『聞きたい・知りたいこと』お答えします!

✉️メールは
taitoko.pontan@gmail.com

📲または
https://peing.net/ja/e1d2f6005e5205?event=0

まで!