待ちかねて早足
【スマホの写真から】
お客さんを見ていると、去年から一品料理は一皿をお互いつつくのではなくきっちりシェアという場面が増えました。それならばと、初めから1人前単位で売ることになりました。
人数分で注文してもらい、人数分小さめの器で提供しています。まだ慣れなくて苦労しますが、概ね好評なので続けていこうと思っています。
10月頭から糠床作りを始めています。
子どもの頃は実家に味噌蔵のようなものがあって、薄暗いひんやりした空間に糠床もありました。昔から糠漬けに限らず発酵させるタイプの漬物は大人になってからもずっと苦手だったのですが、外でおいしい糠漬けに出会うことがちょくちょくあって興味を持つようになった次第です。
まだ塩気の尖った味ですが、少しずつ香りや酸味に変化が出てきて面白いものです。今までかんたんな浅漬けや醤油漬けを作ることはありましたが、野菜の味をすんなり味わうには糠漬けが向いているようです。
【近況】
10月に入ってからは毎日が過ぎるのを早くて驚きます。以前のように客足が戻っているわけではありませんが、この一年でランチメニューを増やしたり通販を始めたりしたこともあってやることにはそこそこ追われています。
気がつくと、店の周辺はコロナ禍以前より早いペースで新しい飲食店が増えたように感じます。昨年、早々に撤退をきめたテナントの跡地はすでに新規オープンで埋まっています。
繁華街の独立した一等立地はいまも空室のテナントを多く見かけますが、肥後橋のような少し外れた場所で小さく始めるには条件的に良いタイミングなのかもしれません。
活気のあるエリアとして以前よりも盛り上がることを期待し、当店もまたその一助となるべくいろんな手を尽くしてやっていきたいと感じる次第です。