味のため息
【近況】
ランチで炊き込みごはんのお弁当を始めました。いざ始めてみると、季節の野菜に注目することでいろんな炊き込みごはんが作れることに気付いて毎日内容を考えるのを楽しんでいます。
ごはんに炊き込むとき、牛、豚、鶏とあれば使いやすいのは圧倒的に鶏です。やさしい味が出て固くなりにくく、癖も少ないので他の具材とのいろんな組み合わせに重宝します。
豚については火が通り過ぎると固くなりがちですし、バラ肉などは脂が強いのでくどい感じが出てしまいます。ベーコンやソーセージのように旨みが強く燻製の香りが付いているものは、細かく切って少量使うと香りとコクのある塩気がよいアクセントになります。
滅多に使わないのは牛肉です。他の2つに比べて肉らしい匂いが強いので生から炊き込むとこもった感じになります。
柔らかく煮たしぐれ煮などを炊き込むとおいしいごはんになりますが、そのままでも白いごはんとの相性がよいのであまり炊き込みごはんにするメリットがなく、どちらかというと混ぜごはんに向いているのかもしれません。
最近気付いたことは、小さく切った根菜を加えると冷めてからもごはんが柔らかく食べられることです。特にれんこんを使うのはおすすめです。
【最寄りのグルメ】
久しぶりにスーパーで自分的にストライクだった玉子サンドと出会いました。粗く刻まれた卵とぽてっと空気をふくんだような仕上がりが大変好みでした。
サンドイッチの中でも、「玉子サンド」には妙に思い入れがあります。
祖父母と一緒に住んでいたので、昔はお正月など親戚が一度に集まることも多く、大人はすき焼きや鍋でお酒を楽しむ間、子どもたちの食事にはなぜかよく手作りのサンドイッチが用意されていました。
今なら手頃なお寿司やらピザやらの宅配がありますが、そういったものが浸透するより昔はそういうものだったのかもしれません。中でも玉子サンドが特に好きで、皆が帰ったあとに残っていないか楽しみにしていたように思います。
そのあたりがきっかけなのか、長じてのちもコンビニなどてやはり玉子サンドは欠かさず買ってしまうものになっていました。
玉子サンドの具は、自分で作ってみるとけっこうゆで卵から出る蒸れたような匂いが気になったりします。コンビニやスーパーで買えるようなサンドイッチはすでにマヨネーズ和えにしてある業務用加工品などを使うと思うのですが、おそらくそういった匂い問題に対策がしてあるのか気になる匂いもまずありません。
しかしながら、あの匂いがないと卵の味がしないような気もするものです。何年もの間、そんなものさしでいろんなコンビニやパン屋のサンドイッチを食べ比べているような始末です。