意表突かれて吉
【スマホの写真から】
馴染みの深い食材に、もう今さら新しい食べ方なんかないだろうと思っていても、良い出会いをする事があります。
写真は「かぼちゃの南蛮漬け」として春先からずっと続けている先付けメニューです。
今までかぼちゃを酸っぱくして食べるという考えがなく、またそういうレシピに出会うこともなかったのですが、ふと思い立って試したところ新しいかぼちゃの魅力に気づけたように思いました。
甘辛く煮つけたり、天ぷらにすることが多いかぼちゃは、そのほっこり感と濃い甘さで特に男性からは「ごはんが進まない」と敬遠されがちです。
しかしこの南蛮漬けは、ごま油と酢のおかげでかぼちゃの甘さにキレも出て、なかなかごはんのおかずとしても優秀な気がします。
ニンニクと唐辛子を効かせた甘酢に、高温の油で揚げたかぼちゃを漬け込むのですが、かぼちゃの切り方や揚げ時間によって変わる歯ごたえや味の染み具合に違いが出てなかなか奥が深いと作るたびに唸っています。
薄めに切り出して歯ごたえが残る火の通りに仕上げることに、最近力を入れているところです。