夢をねじ込む背中
【近況】
今年オープンしたシェアキッチン店舗のほうでは、7月から毎週水曜に「Creperie HanaHana」というクレープ屋さんが間借りしてくれています。
クレープ屋さんといっても本業は別の仕事をしているオーナーさんで、午前中勤務で終わる水曜日を使って、仕事を終えたあとからこちらに移動して準備をし、営業をして片付けて次の日からまた本業に戻るという形で始められました。
本業の勤務時間や仕事内容にイレギュラーな動きがほとんどないという点、仮に独立しても復職も可能な国家資格を生かした職業という点をうまく生かして、将来の可能性を確かめるためにと取り組んでおられます。
長らくやりたかったクレープ屋さんというのもあってか、過去の販売データや今後の計画なども納得いくまでご自身で振り返り、休みの日にも営業内容の相談やフィードバックを私のほうへもちかけるなど、熱のこもった取り組み姿勢にこちらが大変刺激をもらっています。
独立開業というと、とかく「覚悟を決める」とか「大決断」「後戻りはできない」とか大袈裟なキーワードに縛られがちな気もするのですが、いざという時の道も用意した上で時間をかけて着実に「夢を追う」というのもこんなご時世にはふさわしい挑戦の形のような気がする今日この頃です。