5年目の脂汗
【近況】
ありがたいことに、このブログを更新する暇がないくらい忙しくさせてもらって気がつけば初めて1ヶ月更新を放置していました。
忙しいといっても、儲けまくりの1ヶ月だったということではありません。
今年のテーマは体を使う時間を減らして頭を使う時間をもっと伸ばしたいというところでして、そのためのメニュー変更や価格変更をすすめるなどに時間をかなり要していました。
特にランチメニューは(自分としては)大きな変更でした。メニュー数は半分以下、主たるメニューの価格は実質2割値上げとなりました。
コロナ禍の影響が大きかったこの4月末まではランチ営業の売り上げはかなり大きな生命線で、価格と内容を評価していただけたのか毎日並んででも入っていただけるほどの日が続いていました。
しかしそうなると仕込みと営業の負担が大きく、夜の来客が戻ってくる中で昼夜ともに準備はもちろんメニュー内容を練る時間もなく、かなり不本意な営業を繰り返すことに強い違和感が続いていました。
肥後橋周辺で毎日働くみなさんの昼食を支えるということに強いやりがいはあったのですが、そのままの価格と内容で続けてもただ頭の中を無にして作業を繰り返すことになると感じ、頭を使う時間をもっと確保するために価格と内容をコントロールすることにした次第です。
人を雇って賄えるほど利益が出ていたならよかったのですが、いくら忙しいといっても小さな店では残るものもたかが知れていてそれもままならず、つくづくこの仕事の難しさを痛感しています。
実際ランチの来客は減っていて、当面の売り上げは落ち込む見通しですが、時間は確保できることが増えたので、仕込みやメニュー考案などに使える時間に役立っています。
ただ、これがかならず今後の安定や成長につなげられるかは、正直わかりません。おそらく次から次へと問題は積み上がってくるでしょうし、別の負のスパイラルに陥ることも十分に考えられますが、違和感をそのままにしないで新たに選択をすることが正しいはずだと、今は信じて進んでいきたいと思っています。