愉しい酒浸り
【近況】
いわゆる職場の飲み会、付き合いのお酒が減ってきた代わりに、「すっかり打ち解けた人どうし」の飲み会ばかりになるといいなと思っています。
仕事帰りに飲みに行く習慣がなくなってきたということは、本当にゆっくり話したい、久しぶりに顔を見たい相手と約束をして飲みに行く時間が作れるということです。もちろん、家族と外で過ごすということもできるはずです。
接客業、飲食業は拘束時間が長く、ストレスが多いなどと言われますが、全部のお客さんが良い関係性で過ごしている店であれば接客も調理も気持ちが入って楽しかろうと思います。
形だけの飲み会、力関係で断れずに参加する飲み会的なものがあったせいで、その皺寄せが店側に来て、いらぬ気を遣わされたり、あれがなってないこれがなってないと怒られたりしてきました。
そういう飲み会は、さらに二次会で立ち寄った先で愚痴ばかりのグループになったりして、それを接客するのは二次被害のようなものです。
それでなくとも昨今は、やれマスクだやれ仕切りだ取り分けだと気にすることが増え、挙句に最近は、値上げの影響のせいなのか注文するつまみの値段についてもお互いの同意を気にするような様子が見られるほどです。
そんな世情が揺れるたびに気にすることが増えるような飲み会が(それを「気配り」と言って評価するような関係性の飲み会が)、今後何年も続くとは思えません。それこそ、そんな接客はロボットの適職でしょう。
ちなみに、打ち解けた人どうしの飲み会は意外と途中で言い合いがヒートアップしたりします。そうでない飲み会は、喜怒哀楽の波風が立つことがほとんどありません。