かけ持ち道中記 - 炊い処ぽんたんのブログ

【近況】

7月から間借りしてくれているクレープ店の勢いがまだまだ止まりません。

週に1回、3時間だけの営業という、極めて不便な営業形態でありながら、時間いっぱいかけて仕込んだ材料が毎回すべて売り切れるといいます。

ちなみにオーナーは朝6時から店で1時間仕込みをしてから本業の午前勤務につき、14時に店に戻って21時に片付けを終えて帰るということを毎週続けています。

初めから毎週売り切れるような人気を見込んでいたわけではありません。SNS映えするような見た目の売りもありませんし、物語で価値を高く見せるような作為もありません。

それゆえに、普通のおいしいクレープを気取らずに食べたい（または子どもや孫に食べさせたい）という地元の人々に穏やかに支持されているのではないかと思っています。

オーナーはいずれ自分たちの店を開く目処が立ったら卒業です。そんな時はやはり気持ちよく、前向きなスタートを迎えたいので、今の人気を一時的なものに終わらせず、より地に足の着いたものへ進化させていくことを多少なりとも手伝いできたらと思っています。