本性を費やして
【近況】
「色気を感じる店」に憧れますし、そうありたいと思います。
この感じはなんとも筆舌にしがたく、ただそういう店に当たると、この店のことをもっと知りたいともぞもぞとした気持ちが湧いてきます。
コンセプトがとにかく尖って個性が強い店だからといって、色気を感じるとは限りません。
逆に、パッと見でインパクトを感じない店や、チェーン店だからといって、色気を感じないとも限りません。
メニューラインナップや内装や接客などに、他では味わえないバランスの良さやスリルがあるといったところかもしれません。
そこは意図的な演出であってもそうでなくても、過剰に意識している感が透けてしまうと冷めてしまう気がします。
その印象を構成するのは、店主の人となりや信念だったり、時代の流行との相性だったり、立地(周辺顧客)との相性も関係あるように思います。小手先の部分だけコピーしても同じ色気は出せないものと思われます。
ここまでの自分を振り返ってみると、その辺どっちつかずのまま闇雲にやってきてしまったという反省が強くあります。5年近く経ってもまだ模索の入り口です。