支え合う知の箱
【近況】
年末年始の楽しみといえば、自分にとってはお笑い番組が多く観れることです。ドラマや映画などは、腰を据えて観ないといけないので、ちょっとした時間でも楽しめるお笑いが今のところ自分に合ったエンターテイメントのように思います。
日頃から笑いにつながる事象に目をつけてストックしていき、限られたネタ時間のなかに消化して詰め込み、アドリブで取り出し、体一つで期待に応えつつ新しい笑いも提案していくという芸人さんの仕事には見習うところが多いといつも感じます。
大晦日には、正月に食べる刺身を買おうといつも仕入れにいく鶴橋の商店街に早朝から向かいました。
2020年はコロナ禍の影響で全体的に静かだった商店街も、この1週間くらいは連日にぎわっていて安心しました。
飲食店は時短営業も求められる一方で補償を受けることもできますが、市場などの卸売業の店々に補償はありません。鶴橋近辺でも、昨年夏ごろには閉店してしまったところが多くありました。
今年は少しでも多く食材を買って回れるよう、この状況下でも知恵をしぼって売れる方法を考えつづけたいと思います。
【最寄りのグルメ】
冷凍食品売り場にあらためて立ってみると、各社から何種類も展開されているのが鶏の唐揚げです。
自分も好物の一つですし、ランチでも常に安定して人気なのはやはり唐揚げ定食です。
冷凍ならどれが一番おいしいだろうかと、以前からスーパーやコンビニで何種類か買っていますが、今のところ唯一リピートしているのがファミリーマートの「サクじゅわ竜田揚げ」です。
レンジにかけるだけで食べられるタイプの冷凍唐揚げは、揚げて作る唐揚げにくらべると全く似て非なるものなのですが、時間がないときやちょっとつまみが欲しい時には助かります。
このファミマの竜田揚げは、ほかの商品にくらべて、あっさりめの味付けにとどめられているのか、あまり飽きずに食べることができるようです。
鶏の唐揚げというのは、市販の唐揚げ粉などをつかわず手作りしてみるとわかりますが実はそんなに味が濃いものではありません。
しかし、その人気におけるきびしい競争のためなのか、市販される唐揚げは軒並みとんでもなく味や匂いが濃いものがほとんどです。
挙げ句の果てに、鶏肉をカサ増しするための「大豆タンパク」などを原料に使う技術がはびこるようになってしまいました。
普通、1キロの鶏肉を唐揚げにすれば加熱により水分が失われるので1割ほど重量が減るのが当たり前ですが、技術の力で1キロプラスαの唐揚げが出来上がるので驚くほかありません。
そうなると、とうぜん肉の味がしませんから、味を補うためのエキスやアミノ酸、香料などがふんだんに使われることになります。
日々生活していればなかなか手間を取れない時も多々ありますから、いざという時に頼れるこういった技術に対する感謝と尊敬の念は強く持っているつもりですが、その付き合い方は常に意識しておきたいものです。