炊い処ぽんたんのブログ

大阪・肥後橋にある「酒と料理と土鍋ごはん」炊い処ぽんたんの近況と食にまつわる雑記です

細く長く粘っこく

【近況】

しばらくお休みしていたオンライン販売を再開するお知らせをしたところ、早速注文をいただいて有り難さを噛み締めているところです。

年末が終わって、増える感染者数のニュースも手伝うのか、しばらくは営業が落ち着くと思われるのでなるべく注文を受け付けたいと思う次第です。

昨年春ごろに模索に次ぐ模索のすえに始めた通販ですが、慣れるまではなかなか手間と神経を使う取り組みでした。大変なことは始める前からわかっていたようなことではありますが、始めてみないと経験できないこともたくさんあって、気づいていなかった強みを認識できるような収穫もありました。

 

ようやく緊急事態宣言もなくなったと喜んだのも束の間、最近の空気感では今年はさらに色んなことを試行錯誤しないといけない一年になるかもしれません。心底やりたいことならしぶとく続けられることだけは取り柄の一つだと自負していますので、気長にやっていこうと思います。

 

【行ったお店行きたいお店】

先週ここにも記しましたが年末年始は山梨に居て、年明け早々には富士山と里山の水景が望める忍野八海を訪れていました。

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富士山の雪解け水や湧き水で有名なところなので、「そば」が名物で知られています。

このそばが、名物という偏見を抜きにしても実においしいものだったのが嬉しい出会いでした。

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これまで食べたそばと何が違ったのだろうと振り返ると、一番はそばつゆとそばの馴染みが良かったことかもしれません。有名な店や観光地で、そば自体がおいしい、又はつゆがとにかくおいしいと感じたことはありましたが、こんなにバランスが良く全部がおいしいと感じたのが初めてのことでした。

 

この点は水の違いなのか、そば屋の技術や素材選びの違いなのかまではわかりませんが、仮に水の違いだとしたら同じ味は他所では食べられないことになります。そう考えると、そばで有名な地域を食べ比べることは水のおいしさの違いを楽しむことなのかもしれません。

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